温良恭倹
読み方
おんりょう きょうけん意味
人柄が穏やかで素直、礼儀正しく、へりくだってつつましいこと。また、そのような徳を備えた人物をいう語です。「温」はおだやか、「良」は善良・素直、「恭」はうやうやしい、「倹」はつつましい、の意です。由来
中国古典『論語』学而篇にある、孔子の人柄を表す「温・良・恭・倹・譲」に由来します。成立は中国の春秋末~戦国初期、紀元前5~4世紀ごろとされます。もとは五徳を並べた表現ですが、日本語では「譲」を省いた「温良恭倹」も四字熟語として用いられます。備考
古典由来のやや硬い語で、日常会話より人物評・追悼文・教育や倫理の文脈で使われやすいです。五徳をそろえた「温良恭倹譲」も広く知られます。例文
- 祖父は温良恭倹の人として知られ、近所の人々から深く敬われていた。
- 彼の温良恭倹なふるまいは、初対面の相手にも安心感を与える。
- 昔の為政者には、温良恭倹の徳を備えることが理想とされた。
- 派手さはないが、温良恭倹を旨とする社風に共感する社員は多い。
- 能力だけでなく、温良恭倹な人柄もまた指導者には大切だ。
類義語
- 温厚篤実
- 温文爾雅
- 謙虚
- 慎み深い
対義語
- 傲岸不遜
- 傍若無人
- 尊大傲慢