清風明月
読み方
せいふう めいげつ意味
さわやかに吹く風と、明るく澄んだ月のこと。転じて、清らかで美しい自然の風景をいう。また、俗世の欲や騒がしさを離れた、澄んで高潔な心境・人柄をたとえて使うこともある。由来
中国古典に由来する成語。正確な初出の特定は難しいが、少なくとも宋代・11世紀ごろの蘇軾『前赤壁賦』に通じる「江上の清風、山間の明月」という表現で広く知られる。日本には漢詩文の受容を通じて伝わり、自然美や高潔さを表す語として定着した。備考
漢語由来の雅な表現で、日常会話より文章語・講演・書道の題字などで見かける。景色そのものにも、人の高潔さの比喩にも使われる。例文
- 秋の庭に立つと、清風明月の趣があって、自然と心が澄んでくる。
- 彼は名誉や利益を追わず、清風明月を友とするような暮らしを選んだ。
- 師の人柄は清風明月そのもので、会うだけでこちらまで襟を正したくなる。
- 山寺で過ごした一夜は、まさに清風明月というべき静けさだった。
- その書には、清風明月の境地を思わせる端正な気品があった。
類義語
- 光風霽月
- 花鳥風月
- 明月清風
対義語
- 利欲熏心
- 酒池肉林
- 俗臭芬々