深謀遠慮
読み方
しんぼうえんりょ
意味
物事を実行する前に、遠い将来まで見通して周到に計画し、抜け目なく考えを巡らすこと。
由来
中国古典に由来する語。『三国志』(陳寿、3世紀頃)などで「深謀遠慮」の形で見られ、深いはかりごとと遠い先を見越した思慮を意味した。日本へは漢籍受容(奈良〜平安期)を通じて定着したが、厳密な伝来時期は不詳。
備考
「慎重で周到な計画」を褒める語として用いられる。文語的・硬い語感で、ビジネスや政治・軍事の文脈に多い。単なる優柔不断とは区別する。
例文
- 彼は深謀遠慮のうえで、あえて今は撤退を選んだ。
- 新規事業は深謀遠慮が欠けると、数年後に資金繰りで行き詰まる。
- 目先の利益に飛びつかず、深謀遠慮して投資計画を練り直した。
- 深謀遠慮の策が功を奏し、競合より先に市場を押さえた。
- あの将軍は深謀遠慮で知られ、味方の損害を最小限に抑えた。
類義語
- 深慮遠謀
- 熟慮断行
- 用意周到
- 周到綿密
対義語
- 浅慮軽率
- 短慮軽率
- 軽挙妄動
- 短見近利