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海内無双

読み方

かいだい むそう

意味

国内、ひいては天下に並ぶものがないこと。人の才能・武勇・技芸、また品物や業績などが非常にすぐれていて、比較できる相手がいないほど卓越しているさまをいう。

由来

中国古典に基づく漢語表現で、『海内』は古代中国の世界観で『四海の内=天下・国内』、『無双』は『並ぶものがない』の意。正確な初出は未詳だが、遅くとも漢代(紀元前2世紀~紀元後2世紀)には『海内』という語義が広く用いられており、その語法を背景に成立したと考えられる。日本には漢籍受容とともに伝わり、文語的な称賛語として定着した。

備考

かなり文語的で格式の高い表現。現代の日常会話ではやや硬く、評伝・講演・広告文などで見かけることが多い。『海内』は文字どおりの海ではなく、『天下・国内』の意。

例文

  • 彼の剣技は海内無双とたたえられ、多くの門弟がその名声を慕って集まった。
  • この工房の刀は切れ味と美しさを兼ね備え、海内無双の名品として知られている。
  • 若き将軍は知略と胆力において海内無双との評判を得た。
  • その学者の業績はこの分野では海内無双と言ってよく、海外からも高く評価されている。
  • 祭りの山車彫刻は精巧さにおいて海内無双だと、地元の人々が誇りにしている。

類義語

  • 天下無双
  • 比類無双
  • 古今独歩
  • 空前絶後

対義語

  • 平凡無奇
  • 凡庸
  • 月並み

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