永劫回帰
読み方
えいごうかいき
意味
世界や出来事が終わりなく同じ形で繰り返され、いま起こることが未来にも再び起こるという考え。哲学・宗教的文脈で用いられる。
由来
語は「永劫(非常に長い時間)」+「回帰(元に戻る・繰り返す)」から成る。思想としては古代インドの輪廻思想や古代ギリシア(ストア派)の循環宇宙観に類例があり、近代では19世紀末(1880年代)にニーチェが「永劫回帰(永劫回帰の思想)」として提示したことで著名になった。成立年代は一概に特定しにくい。
備考
一般語より哲学用語としての色が強い。比喩的に「同じことの繰り返し」にも使うが、輪廻転生と同義ではない点に注意。
例文
- ニーチェの永劫回帰は、人生を肯定できるかを問いかける思想だ。
- 同じ失敗を繰り返す自分を見ていると、まるで永劫回帰のように感じる。
- この物語の世界では、歴史が永劫回帰し、英雄と災厄が周期的に現れる。
- 仏教の輪廻転生と永劫回帰は似て見えるが、前提や目的は同一ではない。
- 映画は時間が環状に閉じる構造で、永劫回帰を示唆している。
類義語
- 輪廻転生
- 輪廻
- 因果応報
- 生死流転
対義語
- 一回限り
- 一去不返
- 不可逆