残酷無道
読み方
ざんこく むどう意味
人や生き物に対してきわめてむごく、思いやりや人の道をまったくわきまえないこと。行為や性質が非常に冷たく、非人道的であるさまを、強い非難を込めていう語です。由来
中国古典に由来する漢語表現です。『残酷』はむごく冷たいこと、『無道』は人として守るべき道理・道徳に外れていることを表します。『無道』という語自体は先秦〜漢代(紀元前3世紀〜紀元後1世紀ごろ)の漢籍にさかのぼりますが、『残酷無道』という四字熟語としての成立時期ははっきりしません。日本では漢文訓読や近世以降の文章語を通じて広まりました。備考
強い非難を込めた硬い語で、日常会話よりも新聞・評論・歴史物・小説で見かけやすい表現です。主に人の性質や行為、政権・支配などを厳しく批判するときに使います。例文
- 捕虜に対する残酷無道な扱いは、決して許されない。
- 民を苦しめる残酷無道な政治に、国中が怒りを覚えた。
- その犯行は残酷無道で、現場を知った人々は言葉を失った。
- 弱い者をいたぶるなど、残酷無道と言うほかない。
- 物語の悪役は、残酷無道な支配者として描かれている。
類義語
- 悪逆非道
- 冷酷非情
- 暴虐無道
- 残忍酷薄
対義語
- 慈悲深い
- 温厚篤実
- 仁慈に富む
- 情け深い