樽俎折衝
読み方
そんそ せっしょう意味
酒宴や会談の席で、武力に頼らず交渉や駆け引きによって相手を抑え、対立や問題を解決すること。特に、外交・政治・組織間の争いを話し合いで収めること、またそのような手腕をいう。由来
中国古典に由来する語で、もとになった表現は『晏子春秋』に見えるとされる(中国・戦国時代、紀元前3世紀ごろまでに成立)。「樽俎」は酒樽とまな板で宴席を、「折衝」は敵の勢いをくじくことを表し、宴席での交渉によって遠方の対立をおさめる意から四字熟語化した。備考
主に政治・外交・企業交渉など、対立を実力行使ではなく話し合いで収める文脈で使う。日常会話ではやや硬い文章語。例文
- 首脳会談では、武力ではなく樽俎折衝によって危機の回避が図られた。
- 彼は長年の外交経験を生かし、樽俎折衝で両国の緊張を和らげた。
- 企業買収をめぐる対立も、最終的には樽俎折衝によって決着した。
- 将として戦うより、むしろ樽俎折衝の才に優れた人物として知られる。
- 国境問題は複雑だが、粘り強い樽俎折衝こそが解決への近道だ。
類義語
- 外交交渉
- 平和交渉
- 談判
- 折衝
対義語
- 武力行使
- 干戈を交える
- 一戦を交える