樹下石上
読み方
じゅか せきじょう意味
家や財産に執着せず、木の下や石の上を寝起きの場として自然の中で質素に暮らすこと。転じて、世俗の欲を離れ、清貧・簡素を旨として生きること、またそのような修行生活をいう。由来
仏教に由来する語で、修行僧が定まった住まいを持たず、木の下や石の上で過ごすような厳しい頭陀行を表したもの。起源は古代インド仏教、紀元前5世紀ごろまでさかのぼると考えられる。漢訳仏典を通じて漢語として定着したが、厳密な初出年は不詳。備考
仏教・修行の文脈で使われることが多い、やや文語的で硬い表現。文字どおりの野外生活だけでなく、清貧・無欲な生き方の比喩としても用いられる。例文
- 老僧は樹下石上の暮らしを続け、物欲から遠く離れていた。
- 彼は成功した後も樹下石上の精神を忘れず、ぜいたくを戒めた。
- この随筆には、樹下石上を楽しむような静かな山居の美学が描かれている。
- 修行の初期には、樹下石上にも耐える覚悟が求められた。
- 都会の便利さを離れ、あえて樹下石上の生活に身を置く若者もいる。
類義語
- 清貧
- 簡衣粗食
- 質素倹約
- 無欲恬淡
対義語
- 豪華絢爛
- 贅沢三昧
- 栄耀栄華