本末転倒
読み方
ほんまつ てんとう意味
物事の根本的で大切なことと、枝葉末節のことを取り違えて、順序や優先順位が逆になっていること。特に、目的より手段にこだわりすぎるなど、何を第一にすべきかを見失っている状態をいう。由来
「本」は根本、「末」は枝葉・末節、「転倒」は逆さになることを表す。中国仏教で用いられた語に由来し、日本でも仏教語・漢語として中世(鎌倉〜室町期ごろ)以降に広まったとされる。重要なものと些末なものが逆になる意で定着したが、正確な初出年は不詳。備考
「手段と目的の逆転」を批判的に述べるときによく使う。日常会話でもビジネスでも用いられ、やや硬めだが非常に一般的な四字熟語。例文
- 健康のために運動を始めたのに、無理をして体を壊しては本末転倒だ。
- 試験に受かることばかりを気にして、学ぶ楽しさを失うのは本末転倒である。
- 経費削減のために人手を減らしすぎて、業務効率が落ちたら本末転倒だ。
- 見た目を整えることに時間をかけすぎて、肝心の内容が薄いのでは本末転倒だ。
- 子どもの安全を守るための規則が、かえって自由な学びを妨げては本末転倒になりかねない。
類義語
- 主客転倒
- 先後転倒
- 軽重を誤る
対義語
- 本末を正す
- 軽重をわきまえる
- 順序整然