朝雲暮雨
読み方
ちょううん ぼう意味
男女の親密な交わり、特に男女の契りや情交をいう語。もとは「朝は雲となり、夕べには雨となる」という幻想的な表現で、恋愛・性愛の関係を婉曲に表す。日常会話ではほとんど用いられず、文学的・漢詩文的な語感が強い。由来
中国・戦国時代末期ごろ、楚の宋玉が作ったとされる「高唐賦」「神女賦」に由来する。楚の懐王または襄王が巫山の神女と夢で契り、神女が「朝には雲となり、暮れには雨となる」と語った故事から、男女の契りを象徴する表現となった。成立年代は紀元前3世紀ごろとされるが、伝承には異説もある。備考
「朝雲暮雨」は露骨な表現を避ける雅語・故事成語。現代では文学研究、漢詩、古典的な文章で見ることが多く、日常会話では不自然になりやすい。例文
- この小説では、朝雲暮雨を直接描かず、夢と霞の描写で二人の関係を暗示している。
- 古典文学の講義で、先生は「朝雲暮雨」が男女の契りを婉曲に表す語だと説明した。
- 彼の詩には巫山の神女を踏まえた朝雲暮雨のイメージが繰り返し現れる。
- 現代の会話で「朝雲暮雨」と言うと大げさだが、漢詩の世界では情愛を表す典雅な表現である。
- 二人の逢瀬は、まるで夢の中の朝雲暮雨のように、はかなく秘密めいていた。
類義語
- 巫山雲雨
- 雲雨巫山
- 雲雨之情
- 男女之契
対義語
- 清廉潔白
- 品行方正