朝聞夕死
読み方
ちょうぶん せきし意味
朝に人としての道や真理を聞き知ることができるなら、その日の夕方に死んでも悔いはない、という意味。真理を知ることの価値は命にもまさるとする考えを表し、学問・修養・求道への強い志や覚悟をいう。由来
中国の古典『論語』里仁篇にある孔子の言葉「朝に道を聞かば、夕べに死すとも可なり」に由来する。成立時期の正確な年は不明だが、『論語』は紀元前5〜4世紀ごろ、春秋末期から戦国初期にかけて成立したとされる。後にこの句の要点を四字に縮めて熟語化した。備考
日常会話ではあまり使わず、文章語・講話・学問・宗教の文脈で見られることが多い。「道」は単なる知識ではなく、真理や道義、生き方の根本を指す。例文
- 彼は朝聞夕死の覚悟で、生涯を真理の探究に捧げた。
- 師は弟子たちに、朝聞夕死こそ学ぶ者の理想だと説いた。
- 孔子の朝聞夕死という言葉には、道を知ることの尊さが凝縮されている。
- その研究者は朝聞夕死の精神で、難題にひたすら向き合っていた。
- 短い人生でも朝聞夕死の境地に至れれば本望だ、と彼は語った。
類義語
- 捨身求法
- 発憤忘食
- 求道精進
- 真理探究
対義語
- 酔生夢死
- 無知蒙昧
- 付和雷同
- 無為徒食