有象無象
読み方
うぞう むぞう意味
種々雑多なものが入り混じっていること、また、取るに足りない人や物が大勢集まっていることをいう。現代では特に、価値や能力が低いと見なされる人々を、やや軽蔑的にまとめて指す場合が多い。由来
もとは仏教語で、中国で漢訳された仏典に見られる表現に由来する。「有象」は形あるもの、「無象」は形のないものを表し、もともとはこの世のあらゆる存在・現象を広く指した。日本には奈良〜平安期ごろの仏教受容とともに伝わったと考えられ、のちに「雑多で取るに足りないもの・者たち」という意味が強まった。備考
現代では多く、相手や集団を「雑多で取るに足らない」と低く見る語感を伴う。人に対して使うと失礼になりやすいので注意。例文
- 彼は有象無象のうわさに振り回されず、自分の信念を貫いた。
- 選挙が近づくと、有象無象の評論家がもっともらしい意見を並べ始める。
- 成功すると、有象無象の取り巻きが急に集まってくるものだ。
- 本当に優れた企画は、有象無象の案に埋もれず最後には評価される。
- 都会には夢を追う若者から有象無象の人々まで、さまざまな人がひしめいている。
類義語
- 烏合の衆
- その他大勢
- 雑多
- 群小
対義語
- 少数精鋭
- 選り抜き
- 精鋭
- 粒ぞろい