有害無益
読み方
ゆうがい むえき意味
害をもたらすだけで、何の利益や役にも立たないこと。人・物・制度・習慣・行為などについて、存在や継続の価値がなく、むしろ悪影響があると強く否定的に評価するときに用いる。由来
特定の故事や古典に由来する語ではなく、漢語の「有害」(害がある)と「無益」(利益がない)を対にした熟語。成立時期は明確ではないが、近代以降の日本語で一般化した表現とされ、明治期以降の評論・新聞文体で広く用いられるようになった。備考
かなり断定的で批判の強い表現。人そのものに直接使うと失礼になりやすいため、行為・制度・習慣・方策などを対象にするのが一般的。例文
- 根拠のない噂を広める行為は、関係者を傷つけるだけで有害無益だ。
- 長時間の会議が結論を先延ばしにするだけなら、組織にとって有害無益である。
- その健康法は医学的根拠が乏しく、かえって体調を崩す恐れがあるので有害無益だ。
- 子どもを脅して従わせる教育は、一時的に効果があるように見えても有害無益になりかねない。
- 古い慣習を守ること自体が目的になり、現場の負担を増やすだけなら有害無益と言わざるを得ない。
類義語
- 百害無益
- 有害無用
- 害あって益なし
対義語
- 有益無害
- 無害有益
- 一挙両得