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月下美人

読み方

げっか びじん

意味

本来はサボテン科の花の名で、夜に純白の大きな花を咲かせ、朝にはしぼむ植物をいう。そこから転じて、気品がありながらはかない美しさ、またはめったに姿を見せない美しい人・もののたとえとしても使われる。

由来

メキシコ原産のサボテン科植物が日本に伝わった明治期以降に広まった呼び名とされる。夜にだけ大輪の白い花を開く性質を、月明かりの下に現れる美女になぞらえて「月下美人」と名づけた。正確な命名年は不詳。のちに、はかない美の比喩としても用いられるようになった。

備考

辞書では植物名として載ることが多く、比喩表現はそこから派生した用法。四字熟語として扱われることもあるが、一般には花の名前としての認知が強い。

例文

  • 祖母が育てている月下美人は、年に数回、夜だけ大輪の花を咲かせる。
  • 一夜限りの舞台で圧倒的な存在感を見せた彼女は、まさに月下美人だった。
  • その香りは月下美人のように上品で、どこかはかなげだった。
  • めったに公の場へ出ない名歌手は、業界で月下美人と呼ばれている。
  • 月下美人の開花に合わせて、近所の人たちが庭に集まり、夜更けまで鑑賞した。

類義語

  • 閉月羞花
  • 国色天香
  • 絶世の美女

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