月下推敲
読み方
げっか すいこう意味
詩文や文章の語句・表現を、よりよいものにするため何度も考え直し、練り上げること。特に、わずかな言葉の違いにもこだわって、作品の完成度を高めようとする努力をいう。由来
中国・唐代、9世紀前半の詩人賈島の故事に由来する。賈島が詩句「僧は月下の門を推す」の「推す」を「敲く」にすべきか迷っていたところ、韓愈が「敲」の方がよいと助言したという逸話から、「推敲」は文章を練る意となり、そこに句中の「月下」を合わせて「月下推敲」という表現になった。備考
日常会話では「推敲」の方が一般的。「月下推敲」は文学的・漢文調で、文章表現や創作の苦心をやや格調高く述べる際に用いられる。例文
- 彼は締め切り直前まで月下推敲を重ね、ようやく納得のいく短編を完成させた。
- この俳句は一見簡単そうだが、一語一語に月下推敲の跡が感じられる。
- 企画書の説得力を高めるには、勢いだけで書かず月下推敲する時間が必要だ。
- 名文と呼ばれる文章の背後には、作者の地道な月下推敲がある。
- 卒業論文の序論は、教授の助言を受けながら何度も月下推敲した。
類義語
- 推敲
- 字句斟酌
- 彫心鏤骨
- 苦心惨憺
- 千思万考
対義語
- 一気呵成
- 粗製濫造
- 即興即席
- 拙速