曲水流觴
読み方
きょくすい りゅうしょう意味
曲がりくねった水の流れに杯を浮かべ、杯が自分の前に来るまでに詩歌を作り、できなければその杯の酒を飲むという雅な遊び・行事。転じて、王朝風の風流な詩宴や優雅な文化的催しを指す。由来
「曲水」は曲がりくねった小川、「流觴」は觴(さかずき)を流す意。中国古代の三月三日の禊ぎの行事に伴う詩宴に由来し、遅くとも魏晋南北朝時代、4世紀ごろには行われていた。とくに東晋の永和9年(353年)、王羲之らが蘭亭で催した宴と『蘭亭集序』によって有名になった。日本にも宮廷文化として伝わり、「曲水の宴」として受容された。備考
日常会話ではまれで、文学・歴史・文化行事の文脈で使われる。現代日本では「曲水の宴」の名称のほうが一般に知られている。例文
- 春の庭園で、平安時代の装束をまとった人々が曲水流觴を再現した。
- 王羲之の『蘭亭集序』を読むと、曲水流觴の雅な雰囲気がよく伝わってくる。
- この神社の年中行事として行われる曲水流觴には、毎年多くの観光客が訪れる。
- 曲水流觴は、酒宴であると同時に、即興で詩歌を作る知的な遊びでもあった。
- 教授は中国文学史の講義で、魏晋時代の文人文化を説明する例として曲水流觴を挙げた。
類義語
- 曲水の宴
- 流觴曲水
- 流杯曲水
- 曲水宴