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春蛙秋蝉

読み方

しゅんあ しゅうぜん

意味

春の蛙や秋の蝉がただやかましく鳴くように、声や言葉ばかりが多くて中身がなく、役に立たないこと。特に、聞くに堪えないほど騒がしいだけの議論・演説・文章・評論などを批判していう。

由来

中国・西晋(3世紀ごろ)の楊泉『物理論』に見える「虚無の談は……春蛙秋蝉、聒耳するのみ」といった趣旨の句に由来するとされる。春に鳴く蛙と秋に鳴く蝉を、耳ざわりで実益のない声のたとえにした表現が日本にも四字熟語として伝わった。

備考

かなり硬い文章語・批評語。人の発言を強くけなす表現なので、日常会話で直接相手に使うと失礼になりやすい。

例文

  • 会議で一時間も発言していたが、結論に触れない彼の話は春蛙秋蝉に等しかった。
  • 派手な言葉を並べるだけの選挙演説では、春蛙秋蝉と受け取られても仕方がない。
  • 批評家を名乗るなら、春蛙秋蝉の文章ではなく、根拠のある分析を書いてほしい。
  • 新製品の説明会は専門用語ばかりで、顧客には春蛙秋蝉に聞こえた。
  • 彼女は短い一言で問題の核心を突き、春蛙秋蝉の議論を終わらせた。

類義語

  • 空理空論
  • 無用之弁
  • 冗語贅言
  • 多弁無益
  • 空談虚語

対義語

  • 言簡意賅
  • 簡潔明瞭
  • 沈黙寡言
  • 有言実行

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