日月麗天
読み方
じつげつ れいてん意味
太陽と月が天に明るく輝くように、世の中が明るく正しく治まっていること。特に、君主が英明で家臣も賢く、政治がよく行われる理想的な状態をたとえる。『麗』はここでは『うるわしい』だけでなく『照り映える・つく』の意を含む。由来
中国古典『易経』の「離(り)」卦の文「日月麗乎天、百穀草木麗乎土…」に由来する。成立時期は古代中国で、本文・十翼を含めておおむね紀元前8世紀〜前3世紀ごろに形づくられたとされる。『日月が天に麗しくかかる』ことから、明るい政治や理想的統治のたとえになった。備考
非常に古風で硬い表現で、現代の日常会話ではほとんど使わない。漢文訓読、評論、祝辞など文章語で見られる。『麗』はここでは『美しい』より『照り映える・つく』の意味が強い。例文
- 名君と賢臣が力を合わせたその時代は、まさに日月麗天の世であった。
- 新王の即位を祝う文には、国が日月麗天となるよう願う言葉が記されている。
- 政治の腐敗が一掃され、人々はようやく日月麗天の兆しを感じ始めた。
- 彼は理想の組織を、指導者と部下が互いに照らし合う日月麗天になぞらえた。
- 漢詩の講読で先生は、日月麗天は明君の治世をたたえる表現だと説明した。
類義語
- 君明臣賢
- 国泰民安
- 天下泰平
対義語
- 暴虐無道
- 内憂外患
- 暗黒時代