既成事実
読み方
きせい じじつ意味
すでに実現・成立してしまい、あとから覆しにくい事実や状態のこと。特に、関係者の十分な合意がないまま先に物事を進め、その結果を現実として受け入れさせようとする場面でよく使われる。由来
漢語の「既成」(すでにできあがっていること)と「事実」を組み合わせた語。西洋語の「fait accompli(既成事実)」の訳語・対応表現として、政治・外交・法律の文脈で明治末〜大正期ごろに定着したと考えられる。正確な初出年は不詳。備考
政治・外交・組織運営の文脈でよく使う。単なる「事実」よりも、先に形を作って相手に認めさせるという、やや批判的な含みを持つことが多い。例文
- 反対意見を無視して工事を始め、あとから既成事実として認めさせようとした。
- まだ正式決定ではないのに、彼は計画が既成事実であるかのように話した。
- 国際政治では、小さな行動を積み重ねて既成事実を作る戦略が問題になる。
- 二人は周囲に相談する前に同居を始め、関係を既成事実にした。
- 長期間放置すると、その違反行為が既成事実のように扱われかねない。
類義語
- 既成の事実
- 動かぬ事実
- 既定路線
- 現実
対義語
- 未定事項
- 白紙状態
- 仮説
- 構想段階