既成事実
読み方
きせいじじつ
意味
すでに成立してしまい、今さら取り消したり覆したりするのが難しい事実。周囲に認めさせるため、あえて先に実行して後から承認を求める状況にもいう。
由来
「既成(すでにできあがっている)」+「事実」からなる語。漢語的表現として近代以降に一般化したとされるが、成立の正確な年代は不明。政治・外交・社会面で、先に現状を作り既成のものとして扱う文脈で用いられてきた。
備考
日常会話でも使うが、特に政治・組織・交渉で「先に実行して覆しにくくする」含みで用いられやすい。否定的評価を伴うことが多い。200字以内。
例文
- 二人の交際は、周囲にとっては既成事実になっていた。
- 工事が始まってしまい、計画は既成事実として進められた。
- 発表前に情報が広まり、方針変更は難しい既成事実になった。
- 既成事実を積み重ねて、反対意見を封じるやり方は問題だ。
- 合意を得る前に契約を進め、既成事実化するのは避けるべきだ。
類義語
- 既定事実
- 既成の事実
- 既成事態
- 既定路線
- 成り行き既定
対義語
- 事実無根
- 虚構捏造
- 作為
- 未確定