敬天愛人
読み方
けいてん あいじん意味
天の道理や自然の摂理を敬い、人々を慈しみ大切にすること。私欲にとらわれず、道義に従って行動し、他者への思いやりを重んじる生き方・理念を表す。西郷隆盛の思想を象徴する言葉として特に有名。由来
厳密な初出ははっきりしないが、中国の儒教思想にある「天を敬い、人を愛する」という道徳観を背景に、幕末から明治初期の西郷隆盛が好んで用いた語として広まった。とくに『南洲翁遺訓』(明治23年・1890年)などを通じて広く知られるようになった。備考
西郷隆盛の言葉として特に有名。日常会話より、校訓・社是・講話・人物評などで使われやすい。道徳的・理念的で、やや格調高い表現。例文
- 西郷隆盛は、生涯を通じて敬天愛人の精神を大切にしたといわれる。
- その学校は校是として敬天愛人を掲げ、思いやりのある人材育成を目指している。
- 利益だけを追うのではなく、敬天愛人の心で社会に貢献したい。
- 入学式で校長先生は、敬天愛人の気持ちを持って友人と接するよう語った。
- 地域のために黙々と働く祖父の姿に、私は敬天愛人の実践を見た。
類義語
- 敬神愛人
- 博愛主義
- 仁民愛物
- 仁者愛人
対義語
- 利己主義
- 唯我独尊
- 傲岸不遜
- 冷酷無情