挙一反三
読み方
きょいち はんさん意味
一つの事柄を示されると、それを手がかりにして三つの事柄を推し量ること。わずかな説明や例から多くを理解し、応用できる理解力・類推力があることをいう。由来
『論語』述而篇の孔子の言葉「一隅を挙げて、三隅を以て反せざれば、則ち復せざるなり」に由来する。四角形の一隅を示して残り三隅を考えられない者には繰り返し教えない、という教え。成立は中国・戦国時代頃(紀元前5〜4世紀頃)とされる。備考
主に知性・学習能力をほめる硬い表現。日常会話より文章語・教育やビジネスの評価で使われることが多い。例文
- 彼は挙一反三の才があり、一つ教えるだけで全体の仕組みを理解してしまう。
- 新人とは思えないほど挙一反三で、指示されていない問題点まで見つけてくれた。
- この授業では暗記よりも、挙一反三の力を養うことを重視している。
- 師匠は弟子に、挙一反三できるまで自分で考え抜くよう求めた。
- 優れた研究者には、少ないデータから仮説を広げる挙一反三の姿勢が必要だ。
類義語
- 一を聞いて十を知る
- 聞一知十
- 応用自在
- 類推力に富む
対義語
- 一知半解
- 浅学非才
- 融通無碍でないこと