折衝禦侮
読み方
せっしょう ぎょぶ意味
外敵の侵入や侮りを防いで国を守ること。また、外国との対立や紛争にあたり、武力だけでなく交渉によって事をうまく処理すること。国防と外交の両面で、外からの圧力に対処するという意味で使われる。由来
中国古典に由来する成句です。「折衝」は敵の攻勢をくじくこと、また転じて外交交渉で事を収めることをいい、先秦〜前漢期の古典に見られます。「禦侮」は『詩経』(紀元前11〜6世紀ごろの詩を収録)に見える語で、「外敵の侮りを防ぐ」という意味です。これら二語が結びついて「折衝禦侮」となりました。厳密な成立時期は不詳です。備考
文章語・硬い漢語表現で、日常会話ではほとんど使わない。主に国家防衛・外交・安全保障の文脈で用いる。「禦」は『防ぐ』の意をもつ旧字で、「御」と書かれることもある。例文
- 外相は周辺国との緊張緩和に向け、折衝禦侮の任を果たした。
- 国を守るには、兵力だけでなく折衝禦侮の知恵が欠かせない。
- 古代の名将は、戦場での勇猛さと朝廷での折衝禦侮の才を兼ね備えていた。
- 小国にとって同盟は、強国の圧力に対する折衝禦侮の重要な手段である。
- 彼は海外企業との競争を、現代の折衝禦侮になぞらえて語った。
類義語
- 防衛
- 国防
- 外交交渉
- 外敵防御
対義語
- 無防備
- 無抵抗
- 降伏
- 屈服