才子多病
読み方
さいし たびょう意味
才能にすぐれた人や感受性の鋭い人は、心身が繊細で病気になりやすい、という意味。転じて、すぐれた人物ほど苦労や不遇を背負いやすい、というニュアンスで使われることもある。由来
中国古典に由来する成語。正確な初出ははっきりしないが、少なくとも宋代(10~13世紀)ごろまでには、才能ある人は繊細で病みやすいという趣旨の表現として用いられていたとされる。日本には漢籍の受容を通じて伝わり、「佳人薄命」と並べて語られることも多い。備考
中国由来のやや古風な表現で、評伝や文章で使われやすい。「佳人薄命」と並べて語られることも多い。現代では病気を美化・決めつける表現にならないよう配慮が必要。例文
- 彼は若くして名声を得たが、才子多病を地で行くように長く病床にあった。
- 夭折したその詩人の生涯は、まさに才子多病という言葉を思わせる。
- 才子多病とはいうものの、才能ある若者が無理を重ねて体を壊すのは惜しい。
- 評伝の著者は、その作家を才子多病の典型として描いている。
- 昔の文学史には、天才肌の人物を才子多病として語る例が少なくない。
類義語
- 才人多病
- 才子薄命