手前勝手
読み方
てまえ がって意味
自分の都合や考えだけを優先し、相手の事情や立場を考えずに振る舞うこと。また、そのさま。『自分本位で身勝手だ』という非難の気持ちを含んで使われることが多い語です。由来
『手前』は本来、自分・自分の側をへりくだっていう語、『勝手』は都合・思いどおりという意味です。この二語が結びつき、『自分の都合だけで物事を進める』という意味になりました。厳密な初出年は不詳ですが、近世以降、江戸時代(17〜19世紀)には成立・定着したと考えられます。備考
『手前勝手な人』『手前勝手な言い分』の形でよく使います。強い非難を含む語で、『自分勝手』に近いですが、やや古風・硬めに響くことがあります。例文
- 相手の事情を考えずに予定を変えるのは、あまりにも手前勝手だ。
- 会社の利益だけを優先する手前勝手な判断は、長い目で見れば信頼を失う。
- 彼の手前勝手な言い分に、会議の参加者はあきれてしまった。
- 子どもにばかり我慢を求めるのは、親として少し手前勝手ではないか。
- 規則を自分に都合よく解釈するような手前勝手は許されない。
類義語
- 身勝手
- 自分勝手
- 自己中心的
- 利己的
- 我田引水
対義語
- 公平無私
- 利他的
- 思いやり
- 協調的