慨世憂民
読み方
がいせいゆうみん
意味
世の中の現状を嘆き、国や社会、民衆の将来を心配して憂えること。世相の乱れや政治の不正を見て強い危機感を抱く気持ち。
由来
「慨世」は世のありさまを嘆くこと、「憂民」は民の生活や将来を憂えること。中国古典・漢文語由来の語法で、日本での成立年代(初出の年・時代)は明確に特定できない。
備考
硬い文語的表現で、文章語・評論・演説などで用いられる。個人的な愚痴ではなく、社会全体への憂いを表す語。日常会話ではやや大げさに響くことがある。
例文
- 彼は慨世憂民の思いから、地方の医療格差をなくす運動に参加した。
- 汚職の報道が続き、慨世憂民の念を深めるばかりだ。
- 慨世憂民を語るだけでなく、具体的な改革案を示すべきだ。
- この詩には、戦乱の時代を生きた作者の慨世憂民がにじんでいる。
- 慨世憂民の情が強すぎて、日常の小さな喜びを見失ってしまった。
類義語
- 憂国憂民
- 杞憂憂世
- 天下憂慮
対義語
- 楽天的
- 享楽主義
- 無関心