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感応道交

読み方

かんのう どうこう

意味

仏教語。衆生が仏・菩薩を一心に念じる「感」に対して、仏がそれに「応」じ、目に見えない道を通して互いに通じ合うこと。特に、信心や念仏によって仏と衆生の心が一致し、救いが働く関係をいう。

由来

中国仏教で成立した語で、衆生の「感」と仏・菩薩の「応」が「道」において交わるという思想を表す。厳密な初出は未詳だが、少なくとも隋〜唐代(6〜8世紀)までに天台・浄土系の仏教文献で用いられ、日本には平安時代以降に伝わった。

備考

日常会話ではほとんど使わず、主に仏教、とくに浄土教や法話の文脈で用いる。『感応道交難思議』の形でもよく知られる、やや硬い宗教語。

例文

  • 法話では、念仏とは阿弥陀仏と衆生が感応道交するはたらきだと説かれた。
  • 一心に手を合わせると、仏と感応道交するという教えに深く心を打たれた。
  • この和讃には、凡夫の願いが本願と感応道交する喜びが詠まれている。
  • 師は、感応道交は知識だけでなく、日々の実践の中で味わうものだと語った。
  • 厳かな読経の最中、道場全体が感応道交の気配に包まれているように感じられた。

類義語

  • 感応
  • 一念相応
  • 機法一体

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