愛別離苦
読み方
あいべつりく意味
愛する人や大切なものと別れなければならない苦しみをいう仏教語。『四苦八苦』の八苦の一つで、家族・恋人・友人との死別や生き別れ、遠く離れることによる深い悲しみやつらさを表す。転じて、親しい相手との別離のつらさ全般にも使う。由来
仏教語で、古代インド仏教の教えにある「八苦」の一つに由来する。中国で漢訳された仏典に取り入れられ、日本には仏教伝来後、奈良時代以降に広まったと考えられる。中国での定着はおおむね5〜6世紀ごろだが、厳密な初出年は特定しにくい。備考
本来は仏教語で、やや硬い表現。日常会話より文章・法話・弔辞などで見かけやすい。恋愛に限らず、家族・友人・故郷・ペットとの別れにも使える。例文
- 祖母を亡くして、私は愛別離苦の意味を身をもって知った。
- 卒業の日、仲間と別れる寂しさに愛別離苦を感じた。
- 戦争は多くの人々に愛別離苦を強いる。
- 仏教では、愛別離苦は四苦八苦の一つとして説かれる。
- 長年連れ添った伴侶との死別は、まさに愛別離苦そのものだった。
類義語
- 生離死別
- 離愁別恨
- 会者定離