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悠然自得

読み方

ゆうぜん じとく

意味

物事に動じず、ゆったり落ち着いていて、自分の心の中に満足を見いだしていること。世間の評価や損得に振り回されず、余裕をもって自然体でいる様子を表す。

由来

中国古典に由来する漢語表現。正確な初出年・出典ははっきりしないが、「悠然」はゆったり落ち着いたさま、「自得」は自ら会得し満ち足りることをいう。日本には漢籍の受容を通じて中世以降に入り、遅くとも江戸時代には広く理解されていたと考えられる。

備考

褒め言葉として使われることが多い。外見上ののんびりさではなく、内面的な落ち着きや達観を表す点が重要。「悠々自適」は暮らし方、「悠然自得」は心のあり方に重心がある。

例文

  • 彼は世間の評価に振り回されず、悠然自得として研究を続けている。
  • 山里で畑を耕しながら暮らす祖父の姿は、まさに悠然自得そのものだ。
  • 試合前に予想外の事態が起きても、監督は悠然自得の態度を崩さなかった。
  • 退職後は読書と散歩を楽しみ、悠然自得の日々を送っている。
  • 批判を受けても彼女は悠然自得としており、少しも動じなかった。

類義語

  • 泰然自若
  • 平然自若
  • 悠々自適
  • 虚心坦懐

対義語

  • 汲汲営営
  • 周章狼狽
  • 戦々恐々
  • 右往左往

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