悔過遷善
読み方
かいか せんぜん意味
自分の犯した過ちを深く反省して悔い、行いを改めて善い方向へ移ることをいう。単に後悔するだけでなく、反省を実際の行動改善につなげ、正しい生き方や善行を目指すという意味をもつ。由来
「悔過」は罪や過失を悔い改めること、「遷善」は善へ移ることを表す漢語。「遷善」の発想は中国古典『易経』(戦国〜前漢期成立)に見え、「悔過」は仏教でも古く用いられた。これらが結びついてできた四字熟語と考えられるが、四字熟語としての厳密な初出年は不詳。備考
やや硬い文章語で、仏教的・道徳的な響きがある。『悔過』は単独では仏教語として「けか」とも読むが、この四字熟語は通常「かいかせんぜん」。後悔だけでなく行動の改善まで含む。例文
- 不祥事を起こした彼は、悔過遷善を誓って地域活動に打ち込むようになった。
- この寺では、年の初めに自らの過ちを省みて悔過遷善を願う法要が営まれる。
- 教育とは、失敗した生徒を罰するだけでなく、悔過遷善へ導く営みでもある。
- その物語は、主人公が悔過遷善の末に家族の信頼を取り戻す過程を描いている。
- 企業には、謝罪だけでなく再発防止策を示し、悔過遷善の姿勢を明確にすることが求められる。
類義語
- 遷善改過
- 改過自新
- 悔悟更生
対義語
- 怙悪不悛
- 文過飾非
- 悪逆無道