息災延命
読み方
そくさい えんめい意味
病気や災難を避けて無事に暮らし、寿命が延びて長生きすること。特に仏教や祈願の文脈で、身の安全・健康・長寿を願う意味で用いられる。由来
「息災」は仏教語で、災厄や病苦を鎮めて除くこと、「延命」は寿命を延ばすことを指す。いずれも漢訳仏典に由来する語で、日本では密教や祈祷文化が広まった平安時代(9〜12世紀頃)以降、「息災延命」を願う表現として用いられたと考えられる。成立時期の厳密な特定は難しい。備考
日常会話では「無病息災」の方が一般的で、「息災延命」は寺社の祈願文、法要、案内文など、やや改まった宗教的文脈で使われやすい。例文
- 寺では、家族の息災延命を願って護摩祈祷が行われた。
- 祖母は毎朝、仏壇に手を合わせて一家の息災延命を祈っている。
- このお守りは、息災延命の御利益があるとして多くの参拝者に人気だ。
- 法要の案内状には、参列者の息災延命を願う言葉が添えられていた。
- 武将は出陣に際して、戦勝だけでなく自らの息災延命も祈願したという。
類義語
- 無病息災
- 健康長寿
- 延年益寿
対義語
- 多病短命
- 短命夭折