心身一如
読み方
しんしん いちにょ意味
心と体は切り離された別々のものではなく、本来一体で深く結びついているということ。精神状態が身体に影響し、身体のあり方も心に影響するという考え方を表す。仏教や禅の文脈で使われるほか、健康・スポーツ・教育でも用いられる。由来
仏教語です。「一如」は『差別なく一つであること』を意味し、心と身体は別物ではなく一体だとする思想を表します。もとはインド仏教の不二・一如の考え方にさかのぼり、中国訳仏典が整った5~7世紀頃に語義が広まり、日本へも仏教伝来とともに入ったと考えられます。正確な初出年は未詳ですが、中世以降の禅の文脈で広く用いられました。備考
仏教・禅に由来する語ですが、現代では医療、スポーツ、ヨガ、教育などでも使われます。『心と体の調和』を強調する、やや硬めの表現です。例文
- 禅の教えでは、坐禅を通して心身一如の境地を体得するとされる。
- 大会前は、呼吸と姿勢を整え、心身一如の状態で演技に入ることが大切だ。
- 医師は、睡眠不足が続くと心身一如のバランスが崩れやすいと説明した。
- ヨガを続けるうちに、心身一如という言葉の意味を実感するようになった。
- 茶道の稽古では、所作の美しさだけでなく、心身一如の集中が求められる。
類義語
- 身心一如
- 心身合一
- 心身不二
対義語
- 心身分離
- 心身二元論