平和共存
読み方
へいわ きょうぞん意味
思想・体制・利害・民族・国家などが異なっていても、武力や強制で相手を排除せず、互いの存在を認め合いながら平和に共に生きること。特に国際政治では、対立する陣営や国家が戦争を避けて並び立つことをいう。由来
「平和」と「共存」を組み合わせた近代的な漢語。古典由来の故事成語ではなく、成立年は特定できない。20世紀、特に第二次世界大戦後の冷戦期(1950年代ごろ)に、英語 “peaceful coexistence” やロシア語の同概念の訳語として国際政治の文脈で広く用いられるようになった。備考
政治・国際関係で使われることが多いが、近年は多文化共生、環境保護、地域社会などにも広く用いられる。やや硬い表現。例文
- 異なる宗教を信じる人々が同じ地域で平和共存するためには、相互理解が欠かせない。
- 冷戦期には、対立する体制の間で平和共存の可能性が盛んに議論された。
- 企業活動と自然環境の平和共存を目指し、自治体は新しい保護条例を制定した。
- 意見が合わない相手を排除するのではなく、平和共存の道を探るべきだ。
- 多文化社会では、互いの習慣を尊重することが平和共存への第一歩となる。
類義語
- 平和的共存
- 共存共栄
- 協調共存
- 相互共存
- 友好共存
対義語
- 武力対立
- 全面対決
- 戦争状態
- 敵対関係
- 弱肉強食