左顧右眄
読み方
さこ うべん意味
周囲の様子や他人の意向ばかりを気にして、あちらこちらを見回し、決断や行動が定まらないこと。また、自分の考えをはっきり持てず、情勢をうかがって態度を変えがちなさま。由来
中国の古典漢文に由来する成語です。正確な初出や成立年は未詳ですが、古代中国の漢語表現にさかのぼります。「左を顧み、右を眄る(横目で見る)」という字義どおり、左右を見回して周囲をうかがう様子を表し、そこから転じて、他人の思惑や情勢を気にして決断できない意味になりました。日本には漢籍の受容を通じて伝わりました。備考
やや硬い文章語で、新聞・評論などで優柔不断さや日和見を批判するときによく使われます。「左顧右眄せず」の形で、自立して進むことを勧める言い方にもなります。例文
- 新方針を決める場面で左顧右眄していては、組織は前に進めない。
- 彼は世間の反応に左顧右眄するばかりで、自分の意見を最後まで言えなかった。
- 上司の顔色に左顧右眄せず、必要な提案を堂々と述べるべきだ。
- 選挙前になると、各党の動きに左顧右眄する議員が増える。
- 好機は一瞬だ。左顧右眄しているうちにライバルに先を越される。
類義語
- 右顧左眄
- 優柔不断
- 瞻前顧後
- 遅疑逡巡
対義語
- 剛毅果断
- 即断即決
- 独立独歩
- 一意専心