実力行使
読み方
じつりょく こうし意味
話し合いや説得ではなく、実際の力・圧力・武力・ストライキなどの具体的な行動によって、自分たちの要求を通そうとすること。政治・外交・労働運動などで、強硬な手段に訴える意味で使われる。由来
中国古典に典拠をもつ故事成語ではなく、「実力」と「行使」を組み合わせた近代以降の漢語的表現。「実力」は実際の力・圧力、「行使」は権利や手段を用いることを表す。労働運動、外交、軍事の文脈で明治末〜大正期(20世紀初頭)から広まったとみられるが、初出年は明確でない。備考
日常会話よりも、政治・外交・労働運動・報道でよく使う語。多くは「実力行使に出る」「実力行使も辞さない」の形で用いられ、強硬で対立的な響きがある。例文
- 組合は交渉が決裂したため、ストライキという実力行使に出た。
- 政府は武力による実力行使を避け、対話による解決を目指した。
- 相手国への実力行使は、国際社会から強い非難を受けた。
- 彼は要求を通すための実力行使ではなく、まず話し合いを選んだ。
- 学生たちは大学側の対応に抗議し、校舎封鎖という実力行使に踏み切った。
類義語
- 武力行使
- 強硬手段
- 力ずく
- 直接行動
- 実力闘争
対義語
- 話し合い
- 対話
- 平和的解決
- 外交交渉
- 和解