安穏無事
読み方
あんのん むじ意味
世の中や暮らしに乱れや心配事がなく、平和で落ち着いていること。また、事故や災難などがなく、何事もなく無事に過ごせることをいう。個人の生活にも、社会全体の状態にも使える表現。由来
「安穏」と「無事」という、どちらも“穏やかで変事がない”ことを表す漢語を重ねて意味を強めた四字熟語です。「安穏」は中国の漢訳仏典にも見られる語で、仏教語として広まりました。正確な初出年は不詳ですが、日本では平安〜中世頃までに漢語表現として定着したと考えられます。備考
「安穏」はやや文章語・仏教語的な響きがある。日常会話では「平穏無事」のほうが自然な場合も多い。家内安全や旅の無事を祈る文脈でも使われる。例文
- 祖父は毎朝、家族の安穏無事を仏壇の前で祈っている。
- 戦乱の時代には、安穏無事に暮らすこと自体が難しかった。
- 長い出張を終え、彼が安穏無事に帰宅したと聞いて安心した。
- 今年一年、地域の人々が安穏無事に過ごせるよう願っている。
- 表向きは安穏無事に見える組織でも、内部に問題を抱えていることはある。
類義語
- 平穏無事
- 天下太平
- 無病息災
- 平安無事
対義語
- 多事多難
- 波乱万丈
- 内憂外患
- 艱難辛苦