安楽往生
読み方
あんらく おうじょう意味
苦しみや迷いなく、安らかな心で死を迎えること。仏教では、死後に阿弥陀仏の浄土・極楽へ生まれ変わることをいう。日常語では、穏やかに息を引き取る、または寿命をまっとうして静かに亡くなる意味で使われる。由来
仏教語に由来する。「安楽」は阿弥陀仏の浄土である安楽国・極楽、または心身が安らかな状態を指し、「往生」はこの世を去って浄土に生まれることをいう。漢訳仏典に基づく語で、日本では平安時代(10~12世紀ごろ)に浄土信仰が広まる中で定着した。正確な成立年は不明。備考
仏教色の強い語だが、現代では「穏やかな死」の意味でも使う。「安楽死」とは異なり、医療的に死を早める行為を指す語ではない。例文
- 祖母は家族に見守られながら、眠るように安楽往生した。
- 彼は生前から念仏を大切にし、安楽往生を願っていた。
- 長く病に苦しんだ父だったが、最期は穏やかな安楽往生だったという。
- 昔の人々は、極楽浄土への安楽往生を信じて念仏を唱えた。
- 医師は、苦痛の少ない最期を迎えられたことを「安楽往生と言ってよいでしょう」と遺族に話した。
類義語
- 極楽往生
- 大往生
- 往生
- 成仏
- 眠るような死
対義語
- 悶死
- 苦悶死
- 非業の死
- 横死