安心決定
読み方
あんじん けつじょう意味
仏教、とくに浄土教で、阿弥陀仏の救いを深く信じ、往生が定まったと確信して心が揺らがないこと。一般には、信念や覚悟が固まり、不安や迷いがなくなった状態をいうこともある。由来
仏教語。「安心」は仏道によって心が安定することを「あんじん」と読む語、「決定」は疑いなく定まることを表す。成立年は不詳。中国仏教由来の漢語表現を背景に、日本では平安末期から鎌倉時代(12〜13世紀)の浄土教、法然・親鸞らの教説の中で重要語として広まった。備考
本来は仏教語で、日常会話ではかなり硬い表現。「安心」は「あんしん」ではなく「あんじん」と読む点に注意。浄土教文脈で用いられることが多い。例文
- 彼は長年の迷いを経て、ようやく安心決定の境地に至ったと語った。
- 浄土真宗の講義では、安心決定とは単なる気休めではなく、信心が定まることだと説明された。
- 大きな決断を前にしても、彼女の表情には安心決定した人のような落ち着きがあった。
- 師の言葉を聞いて、弟子たちは救いへの疑いが消え、安心決定したという。
- 事業承継の方針が固まり、社長はようやく安心決定の心持ちになった。
類義語
- 信心決定
- 往生決定
- 安心立命
- 他力信心
対義語
- 半信半疑
- 疑心暗鬼
- 不安動揺
- 疑惑不信
- 信心未決定