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安分守己

読み方

あんぶん しゅき

意味

自分の身分・立場・能力に満足し、その範囲をわきまえて本分を守ること。無理な野心を抱いたり、身の程を越えた行動をしたりせず、堅実に暮らす態度をいう。

由来

中国由来の成語。「安分」は自分の分際や境遇に安んじること、「守己」は己の本分を守ることを表す。特定の初出や日本への伝来時期は不詳だが、漢籍の受容を通じて近世以前から用いられたと考えられる。

備考

やや硬く古風な表現。美徳として使われる一方、消極性や向上心の不足を含意して批判的に用いられることもある。

例文

  • 彼は出世競争に深入りせず、安分守己の姿勢で仕事を続けている。
  • 安分守己を心がけることは大切だが、挑戦を避ける言い訳にしてはいけない。
  • 祖父は安分守己の人で、派手な暮らしを望まず家族を支えた。
  • 組織の中では、安分守己だけでなく必要な意見を述べる勇気も求められる。
  • 身の丈に合わない投資に手を出さず、安分守己に徹することにした。

類義語

  • 安分知足
  • 知足安分
  • 守分安命
  • 知足常楽

対義語

  • 分不相応
  • 越権行為
  • 専横跋扈
  • 僭越無礼

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