天罰覿面
読み方
てんばつ てきめん意味
悪事や不正を働いた者に、天・神仏の罰がすぐに現れること。転じて、悪い行いの報いがたちまち自分に返ってくることを、強い調子でいう表現。由来
正確な初出は未詳です。『天罰』は天・神仏から下る罰、『覿面』は漢語で本来「面と向かうこと」を意味し、日本語では転じて「たちどころに、すぐさま」の意で使われるようになりました。両語が結びつき、遅くとも江戸時代には「悪事に対する報いが即座に現れる」という成句として定着したと考えられます。備考
やや古風で劇的な言い方です。宗教的な意味だけでなく、悪事への即時の報いを強調して比喩的にも使われます。人を強く非難する響きがあるため、日常会話では使い方に注意が必要です。例文
- 不正に得た利益は長く続かず、まさに天罰覿面という結果になった。
- 神社の備品を盗んだ男がその日のうちに捕まり、村では天罰覿面だと噂された。
- 物語の終盤で悪人に天罰覿面の報いが下り、読者は溜飲を下げた。
- 人をだましてばかりいた彼が信用を失ったのは、天罰覿面と言われてもしかたがない。
- 環境を顧みず乱開発を進めた企業が大きな損失を出し、世間は天罰覿面だと受け止めた。
類義語
- 因果応報
- 自業自得
- 悪因悪果
- 神罰
対義語
- 積善余慶
- 善因善果