天地開闢
読み方
てんち かいびゃく意味
天地が初めて開け、世界が生まれたはじまりのこと。転じて、きわめて遠い昔や、物事の起源・最初をたとえていう。多くは「天地開闢以来」の形で、「この世の始まりから今まで一度もないほど」という強い誇張表現として使われる。由来
中国古代の宇宙創成思想に由来する語で、少なくとも漢代(紀元前2世紀〜紀元後2世紀)ごろの漢語表現にさかのぼるとされる。「開闢」は、まだ一体だった天地が開け分かれて世界が成立することをいう。日本には漢籍の受容を通じて伝わり、四字熟語として定着した。備考
文章語でやや古風。単独では「世界の始まり」、慣用的には「天地開闢以来」で「未曾有」「大昔から今まで」を強く言う。神話・歴史・演説で使われやすい。例文
- 神話では、天地開闢ののちに神々が国土を形づくったとされる。
- この村の伝説は、天地開闢の昔までさかのぼるという。
- 彼は天地開闢以来こんな大雪は見たことがないと大げさに語った。
- その研究者は、各地の天地開闢神話を比較して共通点を探っている。
- 祖父は今年の豊作を見て、天地開闢以来の出来だと笑顔で言った。
類義語
- 天地創造
- 開天闢地
- 有史以前
- 太古