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天下泰平

読み方

てんか たいへい

意味

世の中全体が穏やかに治まり、戦争や大きな争いがなく、人々が安心して暮らせる状態をいう。国家や社会が安定し、平和が行き渡っていることを表す。転じて、何事もなくのんびりした様子をやや大げさにいうこともある。

由来

「天下」は国全体・世の中、「泰平」は世が穏やかに治まることを意味する漢語の組み合わせ。厳密な初出年は不詳だが、中国古典系の語彙を背景に成立した表現と考えられる。日本では中世以降、特に室町~江戸初期(15~17世紀)に「国家安穏・天下泰平」などの祈願文や文書で広く用いられた。

備考

「天下太平」とも近い意味で使われるが、「天下泰平」は祈願文や歴史的文章でよく見られる。現代では、のんきで緊張感がない様子を皮肉っぽく表す場合もある。

例文

  • 戦乱が終わり、ようやく天下泰平の世が訪れた。
  • 人々は新しい年に、天下泰平と五穀豊穣を神前で祈った。
  • その将軍は、天下泰平を実現した名君として語り継がれている。
  • 大きな事件もなく、町は天下泰平そのものの穏やかさだった。
  • 彼は世の中が天下泰平だと思い込み、危機への備えを怠っていた。

類義語

  • 天下太平
  • 国泰民安
  • 国家安穏
  • 太平無事

対義語

  • 天下大乱
  • 戦乱
  • 内憂外患
  • 兵荒馬乱

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