大逆無道
読み方
たいぎゃく むどう意味
君主や国家、親など自分が従うべき相手に背き、しかも人としての道義にも外れること。特に、謀反や重大な裏切りのような、きわめてひどい非道な行いを強く非難していう語。由来
中国古典・法制語に由来する語です。「大逆」は君主や国家に対する最大級の反逆、「無道」は人の道にはずれることを意味します。中国の古代法や儒教道徳を背景に成立した漢語で、日本でも漢籍受容以後に用いられました。正確な初出年は未詳ですが、起源は中国古代〜中世(唐代以前)にさかのぼると考えられます。備考
非常に強い非難語で、現代ではやや古風・文語的です。歴史叙述や重い道徳的批判で使われることが多く、日常の軽い失敗や単なるマナー違反には普通使いません。例文
- 王を討とうとしたその企ては、大逆無道として厳しく断罪された。
- 親を顧みず家名まで汚すとは、まさに大逆無道の振る舞いだ。
- 史書には、主君を裏切った武将の行いが大逆無道と記されている。
- 民を苦しめ私欲を満たす政治は、大逆無道との批判を免れない。
- 時代劇では、主君に刃向かった家臣を大逆無道として描くことが多い。
類義語
- 悪逆非道
- 極悪非道
- 不忠不義
- 乱臣賊子
対義語
- 忠孝両全
- 忠臣孝子
- 仁義礼智
- 公明正大