大義滅親
読み方
たいぎ めっしん意味
国家・社会の大きな道義や正義を守るためには、親子・兄弟などの身内であっても私情を捨て、厳しく処分すること。公の正義を親族への情より優先する態度をいう。由来
中国の古典『春秋左氏伝(左伝)』隠公四年(紀元前719年ごろ)の故事に由来する。衛の石碏が、反乱に関わった自分の子・石厚を私情に流されず処罰したことを評して「大義、親を滅す」と記された。備考
非常に厳格で重い表現。日常会話よりも政治・歴史・組織倫理の文脈で使われ、実際に「親を滅ぼす」より公正さの比喩として用いられる。例文
- 不正に関与した親族であっても、大義滅親の覚悟で処分しなければ組織の信頼は守れない。
- 彼は息子の違法行為をかばわず、大義滅親として警察に届け出た。
- 大義滅親を掲げるだけなら簡単だが、実際に身内を裁くのはつらいことだ。
- 社長は親戚の役員にも例外を認めず、大義滅親の姿勢を示した。
- 歴史上の名臣には、大義滅親によって公正さを貫いた人物もいる。
類義語
- 大公無私
- 公平無私
- 滅私奉公
- 公明正大
対義語
- 身内贔屓
- 依怙贔屓
- 情実主義
- 私情優先