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大海撈針

読み方

たいかい ろうしん

意味

広大な海の中から一本の針をすくい上げようとするように、見つけ出すことがきわめて難しいこと、または成功の見込みがほとんどないほど困難なことのたとえ。人・物・情報などを探す場面で使う。

由来

中国由来の成語。「大海」は広い海、「撈」は水中からすくい取ること、「針」は細い針を指し、広大な海から針をすくう不可能に近い行為を比喩化したもの。成立年代は未詳だが、中国の古典・俗文学に見える成語として日本に伝わった。日本での定着時期も明確ではないが、漢籍受容を通じて近世以降に用例が見られる。

備考

「撈」は日常ではまれな漢字で、文章語・硬い表現として使われる。中国語でも同形の成語があり、英語の “look for a needle in a haystack” に近い。

例文

  • 手がかりのないまま失踪者を探すのは、まさに大海撈針だ。
  • 何億件ものログから一つの不正アクセス記録を見つける作業は大海撈針に等しい。
  • 名前も住所も分からない恩人を捜し出すなど、大海撈針だと思っていた。
  • 古い資料の山から該当する一行を探すのは大海撈針だったが、研究員たちは諦めなかった。
  • 証拠がほとんど残っていない事件の真相解明は、大海撈針のような困難を伴う。

類義語

  • 海底撈針
  • 砂漠で針を探す
  • 雲をつかむよう
  • 至難の業
  • 絶望的な探索

対義語

  • 一目瞭然
  • 容易至極
  • 朝飯前
  • 明々白々

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