大喝一声
読み方
だいかつ いっせい意味
大きな声で一度、強くしかったり、気合を入れたりして叫ぶこと。また、その一声で相手を制したり、場の空気を一変させたりすることをいう。単なる大声よりも、威厳・迫力・叱責の意味合いが強い。由来
「大喝」は大声でしかりつけること、「一声」はひと声の意。語の正確な成立年代は不詳だが、「喝」は唐代中国(618〜907年)の禅宗、とくに臨済禅で悟りを促す鋭い叫びとして重視され、漢籍・禅語を通じて日本に伝わった。日本では中世以降の禅文化や漢文訓読の文脈を背景に用いられ、近現代の国語辞典にも四字熟語として収録される。備考
文章語・硬めの表現で、日常会話では「一喝した」「大声で叱った」の方が自然な場合も多い。禅語の「喝」と関連し、威厳ある強い声を表す。例文
- 先生が騒いでいる生徒たちに大喝一声、教室は一瞬で静まり返った。
- 危険な作業を続けようとした新人を、職長は大喝一声で制止した。
- 会議がだらけた雰囲気になったところで、社長の大喝一声が飛んだ。
- 土俵際で迷いを見せた力士に、親方が大喝一声を浴びせた。
- 彼は弱気になりかけた自分を奮い立たせるように、大喝一声を発した。
類義語
- 一喝
- 大声一喝
- 叱咤一声
- 怒号
- 喝破
対義語
- 沈黙
- 無言
- 小声
- 囁き