多情多感
読み方
たじょう たかん意味
感情が豊かで、物事に心を動かされやすいこと。喜び・悲しみ・怒り・哀れみなどを強く感じ、周囲の出来事や人の言葉に敏感に反応する性質をいう。特に若者や芸術家などの感受性の強さを表す場合に用いられる。由来
「多情」は情が深いこと、また恋愛感情が多いことを表し、「多感」は感じやすく感受性が強いことを表す漢語。この二語を重ねて、情緒面の豊かさを強調した語。中国古典語に基づく漢語的表現だが、四字熟語としての成立時期は不詳。日本では少なくとも明治時代以降、文学的・評論的な文章で多く用いられるようになった。備考
「多情」だけでは恋愛感情が多い、移り気という意味にもなるが、「多情多感」は主に感受性の強さをいう。やや文学的な響きがある。例文
- 彼は多情多感な少年で、友人の何気ない一言にも深く傷ついた。
- 多情多感な時期には、音楽や小説から受ける影響がとても大きい。
- 彼女の詩には、多情多感な心の揺れが率直に表れている。
- 多情多感であることは弱さではなく、他人の痛みに気づける力でもある。
- 若いころは多情多感だった父も、年を重ねてずいぶん穏やかになった。
類義語
- 感受性豊か
- 感情豊か
- 情緒豊か
- 多感
- センチメンタル
- 感じやすい
対義語
- 冷淡
- 無感動
- 没感情
- 冷静沈着
- 冷酷無情