外巧内嫉
読み方
がいこう ないしつ意味
表面では人当たりよく巧みにふるまい、愛想よく見せながら、内心では他人をねたみ、憎んだり害意を抱いたりしていること。外面と本心が食い違う、陰険な性質や態度をいう。由来
中国・後漢の思想家、王充の『論衡』程材篇に見える語とされる。『論衡』は1世紀後半、紀元80年ごろ成立とされ、役人や人物の資質を論じる文脈で、外面は巧みでも内心に嫉みを抱くさまを批判する表現として用いられた。備考
日常会話ではあまり使われない硬い語。人物批評や文章語で用いられ、相手を強く非難する表現なので使用には注意が必要。例文
- 彼は会議では誰にでも笑顔を向けるが、同僚の成功を陰でけなす外巧内嫉の人だ。
- 外巧内嫉の態度は、最初は隠せても長く付き合えば必ず周囲に伝わる。
- 上司の前では褒め、裏では足を引っ張るような外巧内嫉の振る舞いは信用を失う。
- 彼女の親切が本心からのものか、外巧内嫉によるものか、まだ判断できない。
- 組織の和を乱すのは、露骨な対立よりも外巧内嫉のような陰湿な感情であることが多い。
類義語
- 外寛内忌
- 口蜜腹剣
- 笑裏蔵刀
- 面従腹背
- 表裏不同
対義語
- 内外一致
- 表裏一体
- 誠心誠意
- 正直一徹