士魂商才
読み方
しこん しょうさい意味
武士のような高い志・節義・責任感を持ちながら、商人としての計算力・実務能力・経営感覚も備えること。また、そのような人や姿勢をいう。利益だけを追わず、道徳と経済を両立させるべきだという考えを表す語。由来
『和魂洋才』を踏まえて生まれた表現とされ、明治期の実業家・渋沢栄一の理念として広まった。おおよそ19世紀後半(1870~1890年代)に定着したと考えられる。商業や経営にも武士道的な節義が必要だという思想を示す。なお、厳密な初出年ははっきりしない。備考
渋沢栄一の理念として有名。単に商売上手という意味ではなく、道義・公共心・責任感を備えた経営者像を表す。企業倫理や人材育成の文脈で使われやすい。例文
- 新入社員研修では、利益と倫理を両立する士魂商才の精神を学んだ。
- 渋沢栄一は、近代日本の実業家に士魂商才を求めたことで知られる。
- 彼は数字に強いだけでなく公共心もあり、まさに士魂商才の人物だ。
- 地域に根ざした会社ほど、士魂商才の経営姿勢が問われる。
- 講演では、これからの起業家には士魂商才が欠かせないと語られた。
類義語
- 義利合一
- 道義と利益の両立
- 武士道精神
- 公共心ある経営
対義語
- 拝金主義
- 唯利是図
- 利己主義
- 金権主義