因果関係
読み方
いんが かんけい意味
ある出来事や状態が原因となり、その結果として別の出来事や状態が生じるという関係。単に同時に起こる、または関連して見えるだけでなく、「一方が他方を引き起こした」と説明できるつながりを指す。由来
「因果」は仏教語で、原因である「因」と結果である「果」を表し、古代インド思想から漢訳仏典を通じて中国・日本へ伝わった。日本では奈良〜平安期以降に仏教語として定着した。「関係」は物事のつながりを表す語で、「因果関係」は近代以降、特に明治期(19世紀後半)から哲学・法律・科学などで「causal relation」に相当する語として広く用いられるようになったと考えられるが、初出年は不明。備考
学術・法律・ビジネスでよく使われる硬めの語。日常会話でも使えるが、「相関関係」と混同しないことが重要。例文
- 睡眠不足と集中力の低下には、明らかな因果関係があると考えられる。
- 売上が伸びた理由を分析するには、広告費の増加との因果関係を慎重に調べる必要がある。
- 二つの現象に相関があっても、必ずしも因果関係があるとは限らない。
- 裁判では、被告の行為と被害との因果関係が重要な争点になった。
- この研究は、運動習慣と病気の予防効果の因果関係を明らかにしようとしている。
類義語
- 因果性
- 因果連関
- 原因結果関係
- 原因と結果の関係
- 原因・結果のつながり
対義語
- 無関係
- 偶然の一致
- 非因果関係
- 単なる相関